i ひとりごと!

観たもの、読んだもの、体験したことの記録

最近観た読んだ諸々

シュタインズ・ゲート

STEINS;GATE DVD BOX

設定・ストーリーともにすごく練られていてとにかくすごい。過去改変や並行世界など同じお題を与えられても、これ以上の作品はできないんじゃないかというくらい面白かったです。

 

 

まほろ駅前多田便利軒』  三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒

映画、ドラマをみて最後に原作にたどり着きました。

ドラマのほのぼのした雰囲気が一番印象に残っているので、原作や映画はクールな感じがしました。事務所内の雰囲気と二人の会話が好きです。なんだかんだで優しくて暖かい。

 

 

 

『71フラグメンツ』  ミヒャエル・ハネケ

71フラグメンツ [DVD]

けっこう昔の作品ながら、現代に通じるディスコミュニケーションの問題を浮き彫りにしています。みんなそれぞれにある人生の物語が前触れもなく終わる無慈悲さが、怖くもありリアリティを感じました。閉塞感、不条理ということばがしっくりきます。

 

 

『パレード』 吉田修一

パレード (幻冬舎文庫)

こちらも映画からの逆輸入で原作を読みました。

みんなそれぞれにストーリーがあり、人間味があるように思わせておいてからの最後の人間味のなさ。モラトリアムな今を壊さないための見せかけの人間関係を見せつけられていたようでゾクッとします。

映画から入ったのでイメージしやすかったです。また映画版を観たくなりました。

 

 

ショーガール』 ポール・バーホーベン

ショーガール HDマスター版 blu-ray&DVD BOX

ラスベガスでの栄枯盛衰の映画。

自身の誇りと信念で成り上がったのに徐々に社会や権力に飲み込まれていく様は少しさびしい気持ちがしましたが、最後にはスッキリとした表情のノエミ(エリザベス・バークレー)を見てホッとしました。

 

 

『明日、君がいない』 ミュラル・K・タルリ

明日、君がいない [DVD]

とある生徒が亡くなるところから始まり、それ以前の時間に遡って物語が進みます。みんなそれぞれ人との関わりの中で悩みを持っていて怪しい。でもそんな関わりすらない孤独が、もしかしたら一番悲しいのかも、と思う映画でした。

 

 

アリス・クリードの失踪』 ジ・ブレイクソン

アリス・クリードの失踪 [DVD]

最近観た中では一番頭を使わずに観ることができた映画でした。

設定が面白いので、監督によって色んなストーリーに発展できそうな作品でした。

 

 

『うなぎ』 今村昌平

うなぎ [DVD]

カンヌ映画祭パルムドール受賞作だからというわけではないですが、なぜかフランスっぽさを感じました。

主人公の人間としての再生の物語というのが主題だとは思うけど、妄想による虚像か現実かの深読みさせる演出が良かったです。静かに印象に残る映画でした。

 

 

 

 

『バートンフィンク』イーサン・コーエンジョエル・コーエン

バートン・フィンク (字幕版)

これまた解釈の難しい映画でした。解釈のカギとなるシーンやアイテム、セリフはきちんと見せられますが、明確な答えは明示されず、受け取り手によって異なります。

色んなサイトを観ましたが、やはり解釈はそれぞれ。時代背景や人種、宗教、精神分析など、様々な観点からの解釈があり、僕自身の答えが出せていません。

なんとなくわかるけどハッキリは説明できない。でも絶対に監督は明確な答えを持っている。でも本編では教えてくれない笑。そんなもどかしさが悔しいけど面白くもある映画でした。

 

モンスターハウス』 ギル・ケナン

モンスター・ハウス [DVD]

いけてない男子が主人公のアニメ映画。子供と一緒に観ました。

小さな冒険×スピルバーグは楽しく観れます。

 

 

『感染』 落合正幸

感染 プレミアム・エディション [DVD]

普通に怖い。キャストが何気に豪華。意味不明なところもありましたが、不気味な雰囲気とビックリ箱的な怖がらせ方で、霊的なものとはまた違った楽しみ方ができる映画でした。

 

 

『天使の囀り』 貴志祐介

天使の囀り (角川ホラー文庫)

微グロなエンタメ作品。とても読みやすいです。

ジャンルはホラー?ですが怖くはないです。ただ、今後の生活において、しばらくは飲食に注意を払うようになります。

 

 

 

 

 

 

インクレディブルの覚醒

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』  監督:J・J・エイブラムス

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (字幕版)

ライトセーバーで一騎打ちするシーンを観ると、子供の頃にワクワクしたあの感覚が蘇り見入ってしまいます。

スター・ウォーズシリーズは大まかなストーリーを何となく覚えている程度で、熱心に観ているわけではありませんが、映像の美しさや迫力で十分に楽しめました。そして次回作が気になりすぎます。

 

 

Mr.インクレディブル』  監督:ブラッド・バード

Mr.インクレディブル [DVD]

過去数回観ていますが、毎回楽しめます。

前半で背景が丁寧に描かれているので、やや退屈さはありますが、その分、後半の爆発力が魅力です。

スーパーヒーローの面白い要素をぎゅうぎゅうに詰め込んでいて、男の子にはたまらない作品です。

 

ロック、ストック&スナイパーの教典

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』  監督:ガイ・リッチー

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [SPE BEST] [DVD]

同監督作品の『スナッチ』と同様、三つ巴戦の絡みが非常に楽しい映画でした。

またこんな絡み合ったのが気持ちよく解けていくような作品を撮ってほしいです。

 

 

アメリカン・スナイパー』  監督:クリント・イーストウッド

アメリカン・スナイパー(字幕版)

当然ながら、アメリカにスポットが当たっているため、アメリカ人ほど入り込んで観ることはできなかったように思います。

戦争を通して描く人間ドラマは、観る人の国籍や年代などの背景によって受け取り方が異なるはずです。以前見た中国の映画『鬼が来た!』は、中国人と日本人の物語であるため、心にグサリときました。万国共通で感想が全く同じな映画は無いですもんね。

 

悪の教典』  原作:貴志祐介  監督:三池崇

悪の教典 上・下巻セット 全2巻 (文春文庫)

悪の教典 DVD スタンダード・エディション

原作・映画ともにみました。

原作はとにかく文章が読みやすい。そして黒い家やクリムゾンの迷宮などのように、読んでてハラハラさせるようなエンタメ性がすごく高いと思います。

映画は批判的な意見が多い印象です。僕も映画より原作のほうが楽しめましたが、批判はナンセンスかとも思います。

三池監督は信条として依頼された仕事は極力引き受けられる方のようで、監督された実写化作品はかなり多いようです。ですので原作に愛着がある方には嫌われがちだとは思いますが、どんな作品でも物語をうまくまとめて約2時間の映像に収められているのはすごいと思います。批判されるべきは企画もとのほうな気がします。さすがに原作にあるような生徒一人一人の心情や蓮実の心理を表現するには2時間じゃおさまりそうにないです。

でも、やっぱり映画は実写化ばかりじゃなくて、オリジナル作品をたくさん作ってもらいたいとも思います。

実写化の方が採算がとれてしまう現状がどうにか変わってほしいです。

 

 

ハロー!?悪人

『ハロー!?ゴースト』  監督:キム・ヨンタク

ハロー!?ゴースト [DVD]

映像がとびきり綺麗なわけでも、音楽が優れているわけでもありませんが、とにかく脚本が素晴らしいです。近年観た中で脚本部門ナンバーワンかもしれません。よくあるハートフルコメディと思いきや…やられました。

とあるサイトでこの映画を知って、そんなに期待もせずに観てみましたが、良い意味で裏切ってくれました。

こういう作品との出会いがあるから映画ってたまりません。

いろんな人に見てもらいたい映画です。

 

 

『悪人』   原作:吉田修一    監督:李 相日

悪人

悪人

 

原作・映画ともに観ました。

非常に生意気なことを言うと、吉田修一さんの文章って、特別綺麗な描写があるわけでも、洒落た言い回しがあるわけでもないのに、なぜかスラスラ読み進めてしまいます。

たぶん物語のテーマとゴールが本人の中で明確に強くあって、それが作品のどこを切っても滲み出ていることで、読者は薄々それを感じ取り、物語に躊躇なく入り込めているんじゃないかと思います。

映画は原作をよりマイルドに、より綺麗にした印象です。原作の方が生々しさがあり僕は好みでした。が、映画も当然素晴らしく、特に深津絵里さんは女性の色んな要素を表現できるザ・女優という感じで役者魂!を見せつけられました。

 

 

2016年11月バス釣り

久々のバス釣りに行ってきました。

天気は晴れでしたが、前日から気温がかなり下がっててとにかく寒かったです。

しかし、水はそんなに冷たくはなかったので1匹くらいは釣れるだろうと…。

 

ダウンショットとシャッドで勝負。

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子バスが1匹釣れました。

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昼間から行きましたが、とにかく寒かったので1時間で退散しました。

 

モチベーションが上がらないので、もう釣り納めかもしれません。

 

 

イニシエーションの匣、グーニーズと顔のない依頼人

イニシエーション・ラブ』  監督:堤幸彦

イニシエーション・ラブ

 

DVDで観たので、謳い文句通りすぐに観直してしまいました。

松田翔太さんがブチ切れて物に当たったときに、何かが前田敦子さんの額?に当たるカットがあったと思うんですが、あれも何かの伏線だったのでしょうか?

一瞬でしたが、わざわざカットを割ってまで入っていたので気になりましたが、わかりませんでした。

 

 

 

魍魎の匣』  京極夏彦

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

 

分厚いですが、文章がページをまたぐことが一切なく美しいです。

あっと驚くようなタネがあるわけではないですが、犯行の異常性や人物の心理描写が面白かったです。

 

 

グーニーズ』    監督:リチャード・ドナー

グーニーズ(吹替版)

学生以来回目の鑑賞。

少年たちの冒険劇として最高峰にあると思います。

キャラもストーリーも仕掛けも全部がワクワクさせてくれました。

 

 

 

鑑定士と顔のない依頼人』    監督:ジュゼッペ・ドルナトーレ

鑑定士と顔のない依頼人(字幕版)

 

ミステリーものだと思いますが、トリックよりもハッピーエンドかバッドエンドか、どちらともとれるラストになっているところが一番の見所だと思います。

でもよくよく考えるとハッピーエンドな気がします。

最近観たアニメ

東のエデン

東のエデン 第1巻 (初回限定生産版) [DVD]

テレビ、映画版通して観ました。設定、ストーリーともに大人っぽい作品でした。

アニメ版観終わった時点で映画版での結末に期待を持ち過ぎたせいで、映画版はやや拍子抜け感はありましたが、クールに収まって一件落着な印象でした。

 

 

 

輪るピングドラム

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

絵柄に似合わず哲学的な作品で、謎が謎を呼び過ぎて前半は十分理解できずに退屈さすらありましたが、結末に向けて全貌が見えてくる過程は最高でした。が、やはり理解が追い付かず作品の考察もいろいろ観てみました。…なるほど深い。

深いですが考え過ぎずとも楽しめました。そして何より運命にまつわるルール(罰)とそれによって迎える結末はすごーく自分好みで、良い作品に出会えました。