i ひとりごと!

観たもの、読んだもの、体験したことの記録

ロック、ストック&スナイパーの教典

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』  監督:ガイ・リッチー

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [SPE BEST] [DVD]

同監督作品の『スナッチ』と同様、三つ巴戦の絡みが非常に楽しい映画でした。

またこんな絡み合ったのが気持ちよく解けていくような作品を撮ってほしいです。

 

 

アメリカン・スナイパー』  監督:クリント・イーストウッド

アメリカン・スナイパー(字幕版)

当然ながら、アメリカにスポットが当たっているため、アメリカ人ほど入り込んで観ることはできなかったように思います。

戦争を通して描く人間ドラマは、観る人の国籍や年代などの背景によって受け取り方が異なるはずです。以前見た中国の映画『鬼が来た!』は、中国人と日本人の物語であるため、心にグサリときました。万国共通で感想が全く同じな映画は無いですもんね。

 

悪の教典』  原作:貴志祐介  監督:三池崇

悪の教典 上・下巻セット 全2巻 (文春文庫)

悪の教典 DVD スタンダード・エディション

原作・映画ともにみました。

原作はとにかく文章が読みやすい。そして黒い家やクリムゾンの迷宮などのように、読んでてハラハラさせるようなエンタメ性がすごく高いと思います。

映画は批判的な意見が多い印象です。僕も映画より原作のほうが楽しめましたが、批判はナンセンスかとも思います。

三池監督は信条として依頼された仕事は極力引き受けられる方のようで、監督された実写化作品はかなり多いようです。ですので原作に愛着がある方には嫌われがちだとは思いますが、どんな作品でも物語をうまくまとめて約2時間の映像に収められているのはすごいと思います。批判されるべきは企画もとのほうな気がします。さすがに原作にあるような生徒一人一人の心情や蓮実の心理を表現するには2時間じゃおさまりそうにないです。

でも、やっぱり映画は実写化ばかりじゃなくて、オリジナル作品をたくさん作ってもらいたいとも思います。

実写化の方が採算がとれてしまう現状がどうにか変わってほしいです。

 

 

ハロー!?悪人

『ハロー!?ゴースト』  監督:キム・ヨンタク

ハロー!?ゴースト [DVD]

映像がとびきり綺麗なわけでも、音楽が優れているわけでもありませんが、とにかく脚本が素晴らしいです。近年観た中で脚本部門ナンバーワンかもしれません。よくあるハートフルコメディと思いきや…やられました。

とあるサイトでこの映画を知って、そんなに期待もせずに観てみましたが、良い意味で裏切ってくれました。

こういう作品との出会いがあるから映画ってたまりません。

いろんな人に見てもらいたい映画です。

 

 

『悪人』   原作:吉田修一    監督:李 相日

悪人

悪人

 

原作・映画ともに観ました。

非常に生意気なことを言うと、吉田修一さんの文章って、特別綺麗な描写があるわけでも、洒落た言い回しがあるわけでもないのに、なぜかスラスラ読み進めてしまいます。

たぶん物語のテーマとゴールが本人の中で明確に強くあって、それが作品のどこを切っても滲み出ていることで、読者は薄々それを感じ取り、物語に躊躇なく入り込めているんじゃないかと思います。

映画は原作をよりマイルドに、より綺麗にした印象です。原作の方が生々しさがあり僕は好みでした。が、映画も当然素晴らしく、特に深津絵里さんは女性の色んな要素を表現できるザ・女優という感じで役者魂!を見せつけられました。

 

 

2016年11月バス釣り

久々のバス釣りに行ってきました。

天気は晴れでしたが、前日から気温がかなり下がっててとにかく寒かったです。

しかし、水はそんなに冷たくはなかったので1匹くらいは釣れるだろうと…。

 

ダウンショットとシャッドで勝負。

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子バスが1匹釣れました。

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昼間から行きましたが、とにかく寒かったので1時間で退散しました。

 

モチベーションが上がらないので、もう釣り納めかもしれません。

 

 

イニシエーションの匣、グーニーズと顔のない依頼人

イニシエーション・ラブ』  監督:堤幸彦

イニシエーション・ラブ

 

DVDで観たので、謳い文句通りすぐに観直してしまいました。

松田翔太さんがブチ切れて物に当たったときに、何かが前田敦子さんの額?に当たるカットがあったと思うんですが、あれも何かの伏線だったのでしょうか?

一瞬でしたが、わざわざカットを割ってまで入っていたので気になりましたが、わかりませんでした。

 

 

 

魍魎の匣』  京極夏彦

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

 

分厚いですが、文章がページをまたぐことが一切なく美しいです。

あっと驚くようなタネがあるわけではないですが、犯行の異常性や人物の心理描写が面白かったです。

 

 

グーニーズ』    監督:リチャード・ドナー

グーニーズ(吹替版)

学生以来回目の鑑賞。

少年たちの冒険劇として最高峰にあると思います。

キャラもストーリーも仕掛けも全部がワクワクさせてくれました。

 

 

 

鑑定士と顔のない依頼人』    監督:ジュゼッペ・ドルナトーレ

鑑定士と顔のない依頼人(字幕版)

 

ミステリーものだと思いますが、トリックよりもハッピーエンドかバッドエンドか、どちらともとれるラストになっているところが一番の見所だと思います。

でもよくよく考えるとハッピーエンドな気がします。

最近観たアニメ

東のエデン

東のエデン 第1巻 (初回限定生産版) [DVD]

テレビ、映画版通して観ました。設定、ストーリーともに大人っぽい作品でした。

アニメ版観終わった時点で映画版での結末に期待を持ち過ぎたせいで、映画版はやや拍子抜け感はありましたが、クールに収まって一件落着な印象でした。

 

 

 

輪るピングドラム

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

絵柄に似合わず哲学的な作品で、謎が謎を呼び過ぎて前半は十分理解できずに退屈さすらありましたが、結末に向けて全貌が見えてくる過程は最高でした。が、やはり理解が追い付かず作品の考察もいろいろ観てみました。…なるほど深い。

深いですが考え過ぎずとも楽しめました。そして何より運命にまつわるルール(罰)とそれによって迎える結末はすごーく自分好みで、良い作品に出会えました。

 

 

 

 

森見登美彦作品

太陽の塔

『きつねのはなし』    森見登美彦

 

太陽の塔 (新潮文庫)

 

きつねのはなし (新潮文庫)

 

 

森見作品を最近読みました。

特に『きつねのはなし』が良かったです。

寝覚めが悪くなりそうな薄暗い夢の中のような雰囲気。

幻想的な京都が容易に想像できてストーリー自体はダークでも読んでいて気持ち良い作品でした。何かが起こるのを期待して京都に住みたくなります。

 

 

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

 

 

クワガタ

ちょっと前、夜の散歩でクワガタを見つけました。

 

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かわいそうだったので逃しました。

元気なクワガタくんでした。